⑩TMS研メルマガ一覧表

　 前号のメルマガでもお話しした通り、私は長年ある疑問を持ち続けていました。開業以来7年間に亘り、『○□部門の「見える化」セミナー』を41回開催し、のべ517人に『業務(組織)管理システム(OMS)』の自社構築方法について教えてきたのですが、今日に至るまで「システム構築に成功しました!!」という嬉しい報告がたった3人からしかないという悲しい現実を前に、残りの514名の皆さんはその後一体どうなってしまったのだろう?　という疑問です。

　 そこで今回、過去34回分の「見える化」セミナー受講者アンケート結果を集計したところ、ある仮説が立ちました。その仮説を検証する目的で、前号ので皆さんのご意見を募集してみました。　「次号のメルマガなんて見ないでも、AIOSの自社構築にあと何が必要か、おれはとっくに分かってるぞ!!」という方は、このメルマガに返信する形でご回答ください。という一文がそれです。その結果、18名の方からご回答いただき、その内実に15名の方が私の仮説と同じご意見であることを確認しました。

　 その仮説とは「OMS構築には社内コンセンサスが必要不可欠」というものです。

　 思えば私が前職でOMS自社構築に成功したのは、件の監督省庁への偽装データ提出事件で会社が存続の危機に陥ったためでした。「会社がお上に潰される!!」という非常事態回避プロジェクトとしてOMS自社構築に取り組んだ訳ですから、社内コンセンサスとしては最強です。

　もっとも私だって、そうなる前にありとあらゆる手段は講じました。しかし残念ながら、自社の経営者を動かすには至りませんでした。

　私の「見える化」セミナーのテキストには①AIOS(OMS)作成マニュアル　②AIOS(OMS)作成標準スケジュールが収録されており、社長(上司)説得資料として　③本日のまとめ　も配布しています。その上、今号で81号となる無料配信の　④TMS研メルマガでは、手を変え品を変え『組織マネジメントシステム(OMS)』の必要性について述べてきました。それにもかかわらずOMS実施率はたったの0.6％です。私は一体あと何をしたら、「見える化」セミナー受講者の皆さんはOMS自社構築にチャレンジしてくれるのでしょうか?
　
　その疑問に対する答えは、前述の過去34回分の「見える化」セミナー受講者アンケート結果の集計作業で明らかとなりました。添付資料の1ページ目をご覧ください。自由筆記回答の【社内コンセンサスの必要性に関するもの】にその答えが書かれています。

　「OMS自社構築には社内コンセンサスが必要不可欠、しかしその方法が分からない」という受講者の思いは、次のデータからも読み取れます。

Q.7 貴部署(御社)でAIOS(OMS)作成に取り組んでみたいですか?
YES回答率　: 79.7％

Q.8 AIOS(OMS)作成はご自身で推進できそうですか?
YES回答率　: 65.3％

　セミナー受講直後で、すでに15％の人がOMS自社構築を諦めています。これでは帰社後、OMS自社構築にかける情熱が冷めるのも想像に難くありません。

　 私の夢である「OMS普及で間接業務の生産性を向上し、日本経済に寄与する」実現のためには、御社内でOMS自社構築の社内コンセンサスが必要不可欠であることが分かりました。問題は、あなたor私のどちらが社内コンセンサスをまとめるのか?　に絞られました。いいでしょう。私も腹を決めました。不肖角川がやらせていただきます!!

【OMS自社構築の社内コンセンサス形成サービスの概要】

1. 御社に私が出向き社内セミナーを開催、社長以下全管理職に受講していただく。
2. セミナー終了後、受講者アンケート(無期名式)を実施し、OMSのニーズを数値デ　 ータで定量的に確認する。
3. その後、全間接員を対象に従業員アンケート(無期名式)を実施、OMSの不在に　 より社員がどのくらい困っているのかを数値データで定量的に確認する。
4. 上記②③のデータの集計結果および分析結果ならびにその対策案を記載した　 レポートを御社社長様に提出、OMS自社構築プロジェクトの是非についてご判　 断いただく。
5. GOサインが出た後、同プロジェクトのキックオフ大会で全間接員に上記④を説　 明する。また④のレポートは全員に配布する。

　現在私は、メルマガ読者の皆様が御社社長様や総務(人事・管理)部長様、上司の方に転送していただくお手紙と資料一式を鋭意作成中です。そのメールを前述の方々へご転送いただくだけで、あなたと御社の「未来」が変わります!!　今しばらくお待ちください。

　あなたがOMSの自社構築に挑戦しない理由はなんですか?